神沢川酒造場は静岡県の由比という小さな町にございます。由比は、歌川広重が『東海道五十三次絵』の一枚に描いたように富士山と駿河湾の絶景で知られる美しい街です。山と海に囲まれ、食文化がとても豊かな地で、1912年とても酒好きであった先祖が最高の酒を造りたいという熱意で、自ら酒に合う水を探し求めて、現在の神沢川の傍らに蔵を構えました。酒造りの技術を磨き、ようやく完成した酒を、当社の代表銘柄である『正雪』と名付けました。『正雪』とは地元由比に生まれた江戸時代の兵法家の名前です。当社も、『正雪』の名に恥じず、正直に、ただ一心に『杯の進む酒』を造ることを信念にしております。蔵人は五感を総動員させ、洗米し、蒸しあげ、醗酵が進むよう手間をかけます。このようにして生まれる正雪辛口純米誉富士は、きれいでフレッシュな果実の香りが特徴です。優美な刀身のそりのような円みは口中に広がり、香は優しく鼻へ抜けます。そして飲みこんだ後も味と香りの余韻を長い時間楽しめます。さらに正雪は料理と合せることでお互いの良さを引出し、1+1を3にも4にもする食中酒です。静岡の食材とともにお楽しみください。
酒蔵データ
社名
株式会社神沢川酒造場
住所
静岡市清水区由比181
連絡先
TEL.054-375-2033 / FAX.054-375-2133
代表者
望月正隆
杜氏
榮田秀孝
創業
大正元年(1912年)